割とマジで選んだ劇場版名探偵コナンベスト10
こんにちは。 きっしーです。
年末のガキ使とか、アメトーークスペシャルとか、それを観ると、
「あー今年も1年終わるんだなぁ」
って思うようなものあるじゃないですか。
僕にとっては、「コナンの映画」がそれです。
毎年4月に公開されるんですけど、映画館に行くたびに
「去年のこの時期はこんなことしてたなぁ もう1年かぁ 早いなぁ」
としみじみしています。
そんな毎年のルーティンと化している、コナンの映画ですが、今年もその季節がそろそろやってきます。4月15日公開です。
HPやら予告やらを見る限り、前回の劇場版20周年記念作品「純黒の悪夢」で盛大にぶちあげて、またこの作品からリスタートする感がします。
京都が舞台で、平次と和葉(と謎の幼馴染)がメインどころな感じ、「迷宮の十字路」を彷彿とさせま。
百人一首が物語の鍵を握っていたり、平次と和葉の関係性に動きがあったりと、最近の派手なアクションやオチでぶち上げて、興行収入も同時にぶち上げる感じのテイストではなく(それはそれで好きです)、しっかりとストーリーで魅せてく感じが期待大ですね。
ということで、今回は、21周年のリスタートを祝う意も込めて、個人的なシリーズベスト10を発表したいと思います。
評価軸を決めて、それぞれ作品ごとに緻密に評価して、かなりガチで選びました。
ランキングの評価軸
ランキング作成にあたっての評価軸は以下の3つとし、各項目ごとに10点満点で評価します。
各項目ごとに、詳しい説明を記載しました。
評価軸①:物語の背景や設定
物語の舞台や、展開する上でのベースにある設定背景について。
奇抜さというよりは、コナンという作品との相性やキャラクターの特性を考えた上での、舞台や背景設定になっているか、展開されていく物語ときちんとマッチした設定になっているか、という点を基に評価しました。
評価軸②:ストーリー性
脚本力。一つの物語がどのように展開されていくか。
オチの派手さというよりは、伏線がいかに綺麗に回収されているか、流れるようなストーリーラインになっているか、コナン作品としてだけではなく、一つの物語としても楽しめるストーリー構成になっているか、という点を基に評価しました。
評価軸③:キャラクターの躍動
キャラクターがいかに魅力的に描かれ、躍動しているか。
コナンだけでなく、登場する様々なキャラクター(特にその作品の鍵となるキャラクター)の特性を考えた上で、魅力が最大限引き出されるような、描かれ方がされているか、という点を基に評価しました。
劇場版コナンシリーズ個人的ベスト10
それぞれの作品に、違った魅力があるので、10位から発表して煽ってくスタイルではなく、1位から順に発表していきたいと思います。
あと、ネタバレ含みます。
1位:純黒の悪夢(20作目)
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文句なしの1位です。20周年記念作品ということで、黒の組織が登場し、しかも黒の組織のメンバーの1人が中心となって、しかも、少年探偵団(コナンくん哀ちゃん含む)と協力しながら物語が展開されていく感じ、もはやチートです。
脚本から主題歌(もちろんB'zです)から、力の入れようが尋常じゃなく、これは1位にせざるを得ないでしょ...て感じです。
興行収入も60億円超とずば抜けていて、過去最高記録の前作から20億円と、大幅に記録を更新しています。
ただ、もちろん、ただ派手でオールスターな感じではなく、緻密な背景設定や、綺麗なストーリーラインなど、申し分ないおもしろさです。
評価軸①物語の背景や設定:9/10
評価軸②ストーリー性:10/10
評価軸③キャラクターの躍動:10/10
計:29/30
2位:ベイカー街の亡霊(6作目)
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コナンファンの間で、異常に人気が高い作品。
この作品は、設定勝ち感がえぐいです。もはやずるいでしょっていう。
19世紀末のロンドンを舞台に物語が展開されていき、ホームズや、モリアーティ教授、切り裂きジャックなど、コナン好き、探偵もの好きにとっては、たまらない物語設定になっています。
ただ設定の秀逸さに負けじとも劣らない、スピード感のあるストーリー展開や、クライマックスでさらに作品のレベルを上げる感じとか、たまらないです。
評価軸①物語の背景や設定:10/10
評価軸②ストーリー性:9/10
評価軸③キャラクターの躍動:9/10
計:28/30
3位:漆黒の追跡者(13作目)
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2位は、公開時点での劇場版興行収入記録を塗り替えた、漆黒の追跡者です。
この作品は、劇場版で初めて黒の組織が登場するのですが、ちょうど原作のコミック版でも、黒の組織に関する動きが活発になってきた頃で、ちょろっと連動してる部分があったりと、黒の組織の魅力が存分に味わえる作品です。
ラストのコナンと黒の組織の対決が最高。
評価軸①物語の背景や設定:8.5/10
評価軸②ストーリー性:9/10
評価軸③キャラクターの躍動:10/10
計:27.5/30
4位:水平線上の陰謀(9作目)
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興行収入的には、相当ヘマった作品なんですけど、個人的にはすごく好きで、コナンファンの間でも、結構人気です。(多分)
この作品は珍しく、というかほとんどないのですが、小五郎のおっちゃんが自力で事件を解決します。
おっちゃんが解決に至ったストーリーもアツく、なんといっても、クライマックスにかけての小五郎のおっちゃんがめちゃくちゃかっこいいです。
小五郎のおっちゃんファンになること間違いなしの作品。
評価軸①物語の背景や設定:7.5/10
評価軸②ストーリー性:9.5/10
評価軸③キャラクターの躍動:10/10
計:27/30
5位:時計じかけの摩天楼(1作目)
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記念すべき劇場版1作目の作品。20年前の作品です。すごいですねー。
物語の背景や設定は、アニメの延長線上にありそうな感じなんですが、それを基に展開されていくストーリーが、なんとも美しいです。
ストーリー自体は複雑なわけでもなく、初期のコナンアニメを見ているような感じで、気軽に見れるかと思います。
評価軸①物語の背景や設定:9/10
評価軸②ストーリー性:10/10
評価軸③キャラクターの躍動:7.5/10
計:26.5/30
6位:迷宮の十字路(7作目)
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昨年実施された、劇場版20周年記念特別企画の歴代19作品人気投票で、見事第1位に輝いた作品です。いかにもファンに人気ありそうな感じ。
この作品も、設定勝ち感があってちょっとずるい。笑
古都京都を舞台に展開されていくストーリーラインと、平次と和葉の背景にある物語が美しいです。
平次がとにかくかっこいい。平次好きにはたまらない作品。
最新作を見る前に、ぜひ見て欲しいです。
評価軸①物語の背景や設定:9/10
評価軸②ストーリー性:9/10
評価軸③キャラクターの躍動:8/10
計:26/30
7位:天国へのカウントダウン(5作目)
少年探偵団が大活躍する作品です。とてつもなく活躍します。
少年探偵団好きな人には、この作品を一番オススメします。
物語の背景やストーリー性はまあふつーて感じですが、少年探偵団の躍動具合がとんでもなくて、他の作品にない感じの爽快感とおもしろさがあるのではと思います。
評価軸①物語の背景や設定:8/10
評価軸②ストーリー性:7/10
評価軸③キャラクターの躍動:10/10
計:25/30
8位:探偵たちの鎮魂歌(10作目)
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横浜の遊園地を舞台に展開されていくという、設定がなんともワクワクします。
これは、劇場版10周年記念作品で、ポスターから主題歌から(もちろんB'z)登場人物からストーリーから、いろいろとオールスターな感じなのですが、それに負けないようなスピード感のある物語の展開と、コナンらしさを存分に表したクライマックスが待っています。
小五郎とコナンと平次が協力しながら謎を解いていく感じがたまらないですね。
評価軸①物語の背景や設定:9/10
評価軸②ストーリー性:8/10
評価軸③キャラクターの躍動:7/10
計:24/30
9位:紺碧の棺(11作目)
映画パンフレット 名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)(2007作品) 発行所:東宝(株)出版・商品事業室(A4版)2007年発行 監督: 山本泰一郎 脚本: 柏原寛司
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興行収入もやらかし、レビューでもやらかし、ファンの間に限らず、異常に人気が低い作品です。
いい作品だと思うんだけどなぁ。すきなんだけどなぁ。
ストーリーはもうちょっと工夫してくれよ感はあるんだけど、海賊を絡めた舞台設定/ストーリーラインが個人的には好きです。
最後の蘭姉ちゃんと園子の友情物語がなんとも美しい。
海を舞台にした作品は名作が多いねえ。
評価軸①物語の背景や設定:9/10
評価軸②ストーリー性:6/10
評価軸③キャラクターの躍動:9/10
計:23/30
10位:絶海の探偵(17作目)
イージス艦すげー。わーい。てなる作品です。嘘です。いや、多分なります。
「相棒」とか「ATARU」の脚本をを手がけた櫻井武晴さんという人が、初めてアニメの脚本を担当した作品で、さすが、ストーリーラインとクライマックスの描きかたがドラマチックです。
特にコナンくんのメガネが白くなりまくる、クライマックスはよいです。
伏線の回収の仕方とかもとにかくドラマチックで、脚本力がすごいなーとう感じの作品。
うん、やっぱり、海を舞台にした作品は名作が多いですね。
評価軸①物語の背景や設定:8/10
評価軸②ストーリー性:9/10
評価軸③キャラクターの躍動:6/10
計:23/30
コナン最高!最後に3つだけ。
最後に書きたかったことが3つだけ。
多種多様なストーリーライン
陸海空。
陸でも、遊園地、高層タワー、ロンドン。
海でも、豪華客船、イージス艦、海賊船。
空でも、飛行機、飛行船。
最初から犯人が知らされる作品も、最後まで動機が全くわからない作品まで。
各作品ごとに異なる舞台のもと、展開されていく多種多様なストーリーが非常に魅力的です。
魅力的なサブキャラ
コナンが活躍したり、少年探偵団が活躍したり、小五郎のおっちゃんが活躍したり、平次が活躍したり、時には怪盗キッドも。
コミック版では基本的にコナンくんが鬼のようなペースで事件を解決していきますが、劇場版は一味違い、いろんなサブキャラが物語の中心となって展開されていきます。
ぼくは小五郎のおっちゃんが無双する時が特に好きで、刑事時代のように、あの低い声で冷静に披露する推理には、惚れてしまいます。
自分だけのランキングを
この記事を書くにあたって、ネット上のコナンランキングを色々と見てみたのですが、千差万別でした。
漫画の名エピソードと言われる回は、共通してるものも多く、まあそこまで意見が別れることはないのですが、劇場版では、あるランキングでは最下位の作品が、あるランキングでは1位だったり、そのまた逆もしかり。
もちろん、僕が挙げた10作品の中にも、ネットで酷評されてるものもあります。
見る人にとって、いろんな表情を持ち、いろんな捉え方ができるのが、劇場版コナンの魅力とも言えます。
全作品見て、自分なりのランキングを作ってみてください。
コナン最高!それでは、また。
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