成年の主張

日々過ごす中で主張したくなったことを、なんとなく綴るブログです。

「お前はもう死んでいる」は深い。現状維持は死を意味する。

 

残念ながら、人は怠惰な生き物です。

基本的に無意識的になるべく楽な方楽な方へと逃げていきます。
 
僕だってそう。
本棚には、「たった10日間で◯◯習得!」「デキる大人になるためのたった一つの方法」的な本が溢れています。
ネットでお気に入りするのも、小手先のテクニックが買いてあるTips的な記事ばかり。
 
以下の記事でこんなことを書きましたが、僕だって期待してしまいます。
みんなスポーツに打ち込んだり、いろんなものを今まで自分なりに習得してきたはずなのに、かたや、英語になると、巷に溢れるアフィリ商材のせいか、謎の魔法ルートに期待してしまう。なんでだろう。

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社会にこういう影響を与えたいみたいな立派なビジョンも、いつまでに何を絶対に習得してやる!的な強烈な目標も特に持ち合わせておりません。
 
別に今のままの自分で充分幸せだけどなぁと思ってしまいます。
 
そんな時、常に思い出すのは、
「北斗の拳」の主人公ケンシロウが放つ「お前はもう死んでいる」という言葉。
 
目次

 

ゆでガエル現象

 

ゆでガエル現象という法則を聞いたことはありますか?

茹でガエル - Wikipedia

 

僕は何かの本で目にしたのですが、1匹のカエルを熱湯に入れ、もう1匹のカエルを徐々に熱くなる冷水に入れる。すると、前者のカエルはすぐに飛び出すのに対し、後者のカエルは緩やかな温度変化に気づかず、やがて死んでしまう。

 

転じて、人は緩やかな環境変化に気づきづらい、もしくは受け入れてしまう傾向にあるよ、という人間の本質的な傾向を表現する際に用いれる比喩的な話です。

 

(あくまで比喩であって、実際は途中で逃げ出そうとするみたいな話もありますが)

 

例えば、僕は今ニュージーに留学しているんですけど、こっちにいると、日本の情報がこっちから収集しようとしない限り入ってこないで、周りが今何をしているかとか、同期がどんな動きをしているか、みたいな情報ももちろん入って来づらいんですよね。

 

特に情報が入ってこないと、自分が周りと比べてどうなのか、という相対的な比較ができなくなるし、比べる対象がいないから、進化も退化も感じづらいんですよね。

 

しかも、大学で留学するのはもちろん初めてなので、外部環境がかなり違う分、過去の自分と比べて、成長速度はどうなのか、みたいな絶対比較もしづらくなってきます。

 

これが、旅行で2週間海外いますとかだったらまぁいいんですけど、1年間となると、それはもうとんでもない差になってきます。

 

Amazonの投資成長モデル

 

以下のグラフを見てください。

 

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Amazonの創業投資から現在までの、売り上げ/純利益のグラフなのですが、黒の売り上げがうなぎのぼりなのに対し、純利益は創業以来ほぼ一定を保っています。

 

「おいおい、Amazon大丈夫なのか」って感じですが、実はこのグラフに、ここ最近のAmazonの無双具合の理由が隠されています。

 

Amazonは売り上げを積極的に新たな事業に投資することで、さらなる売り上げの拡大を目指し、その売り上げを再投資し・・という最強のサイクルに入っているのです。

 

Amazon創業者のジェフベゾスさんの経営思想らしいのですが、この経営モデルが、Amazon Prime Now、Amazon Prime Music、Amazon Prime Video、Amazon Dash Buttonなどの新規的なプロダクトを驚異的なペースで世の中に打ブチ込み続ける要因になっています。

 

自分クソだなリストのススメ

 

以下の記事で、こんなことを書いたことがあります。 

 "◯◯は、今この瞬間もこんなに頑張ってる。うわー自分くそだわ"と思えるような、リストを作るのです。

僕はこれを"自分くそだなリスト"と呼んでます。

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自分クソだなリストに、それを見て自分がヤバイなと思えるようなものを書き込むことで、過去の自分や、周りの人と相対化し、現状維持のヤバさを常に自分に言い聞かせ続けることができます。

 

前の記事には書かなかったのですが、このリストを作る上でポイントがいくつかあります。

  • 自分とレベルがかけ離れている人は書かない
  • 自分よりちょっと上をいってるなという人を書く
  • なるべく具体的な数字に起こす
  • 結果ではなく、プロセスに重きを置く
  • 数が多ければいいというわけではない。特に自分が強いライバル意識や危機感を抱ける人数人を書く
  • 過去の自分についても書く

こんな感じになります。

上記のポイントを意識しながらぜひ書いてみてください!

 

それでもやる気が出ない時は

 

とはいえ、それでもやる気がでないとき、何もしたくない時、自然と指がYouTubeのアイコンをクリックしてる時ってありますよね。

 

そんな時の応急処置的な対処法を話します。

先ほどのゆでガエル現象をもう一度みてみましょう。

 

僕は何かの本で目にしたのですが、1匹のカエルを熱湯に入れ、もう1匹のカエルを徐々に熱くなる冷水に入れる。すると、前者のカエルはすぐに飛び出すのに対し、後者のカエルは緩やかな温度変化に気づかず、やがて死んでしまう。

 

ここでもう一つ大切なポイントは、熱湯に入れられたカエルはすぐに飛び出したということです。

 

つまり、どうしてもやる気が出ないという時は、無理矢理にでもヤバイなと感じる状況(=熱湯)状況に身を置くことで、条件反射的にその茹でガマから飛び出し、小さいトラウマ的な経験を積めばいいのです。

 

例えば考えられるアクションとしては

  • 圧倒的にレベルの低いコミュニティに身を置いて、あえて一定の時間を割いてみる
  • いけてる周りの人と飲みに行く
  • いけてる周りの人が作業してる横でYouTube見続ける
  • いけてる周りの人と同じ環境に身を置く
  • 自分の過去一週間の自堕落スケジュールをTwitterで晒してみる

みたいな感じになります。

 

どうですか?

想像しただけでも、寒気がするというか、最初からそんなことに時間を使うのはもったいなさすぎる・・・と思う様なことばかりですよね。

 

ただ、家でダラダラYouTube見てる時間は、上のことをやってるよりも圧倒的に学びがなく、生産性の低い時間です。

 

それでも、YouTubeのアイコンクリックしますか?

(僕はそれでも時々しちゃいますが)

 

以下の記事も合わせて読んでみてください。

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「お前はもう死んでいる」

 
この言葉を再度ネットで調べてみたところ
伝説の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者である彼が、その奥義により相手を自分の死に気付かぬ内に葬り去った際に使用する決め台詞で、ある種の「死の宣告」「死亡確認」のような意味で使われる。  
と出てきました。
 
「お前は死んでいる」じゃなくて、「お前はもう死んでいる」なんですよね。 
 
「お前は気づいてないんだろうけど、もう死んでるんだよ」と。
なんて残酷な宣告なんでしょうか。
 
いろんな理由を探しては、「現状維持でいいか」と自分に妥協してしまいそうになった時は、そんな自分に一言。
 
「お前はもう死んでいる」
 

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